ラテンの名曲に、「べサメ・ムーチョ」という歌があります。
お聞きになったことのあるお方は多いんじゃないでしょうか?
コンスエロ・ベラスケスという女性ピアニストが作った、
メキシコ音楽を代表する名曲の一つです。
べたべたした愛の歌、って、思われがちなんですが、
本当は悲しくつらい、引き裂かれる愛の歌なんです・・・・
私の夫チューチョが、この曲を作ったコンスエロ・ベラスケスと友人でしたので、
本人から直接聞いた話ですが
彼女が病院に、もう先が長くないという友人を見舞いに訪れて、
そこで見た光景に感動して生まれた曲、
もう治る見込みのない死を目前にした病人とその恋人が
二人抱き合い交わしている言葉を、歌にしました
*************Besame, besame mucho,
キスして、もっと私にキスして
Como si fuera esta noche la ultima vez.
今夜が最後の夜かも知れないから
Besame besame mucho,
キスして、もっと私にキスして
Que tengo miedo perderte, perderte despues
あなたを失うのが怖い この先あなたを失うのが
Quiero tenerte muy cerca,
すぐそばにいて
Mirarme en tus ojos, verte junto a mi
私を見て 一緒にそばにいて
Piensa que tal vez manana
たぶん私は、明日
Yo ya estare lejos, muy lejos de ti
私はあなたの遠い所に行ってしまうから
Besame besame mucho,
キスして、もっと私にキスして
Como si fuera esta noche la ultima vez.
今夜が最後の夜かもしれないから
Besame besame mucho,
キスして、もっと私にキスして
Que tengo miedo perderte, perderte despues
あなたを失うのが怖いの このさきあなたを失うのが
(つたない訳ですが)
*************明日をも知れぬ命の人が その愛しい人に、
上記のような歌詞の言葉を言う・・・・・
歌詞の奥にある意味を知ったら、決しての〜天気になんて歌えない歌ですよね
この歌を軽いノリで歌う人も多いのですが、私はどうしても、好きになれません。
チューチョの歌をお聞きください
http://www.youtube.com/watch?v=P3L721eDkDgチューチョはラテン音楽の生き証人のような人です