クリスマスが過ぎました。
今年は普段より暇だったんですが、それでもクリスマスの週は毎晩沢山の方にお越しいただき、
テピートは、「美味しい顔」に溢れていました。
そんなお顔を拝見する時が 私の喜び。
今年のクリスマスの23,24の二日間は、
クリスマス特別コースのみにさせて頂きました。
と、言いますのも・・・・私の店にはラテン人の従業員が多く、
カトリックの彼らにとっては、クリスマスが大変重要な行事で、
毎年、誰もかれも、クリスマスに休んでしまいます(怒・苦笑)
「久美、僕は20日から25日まで休むよ」
「私は16日から来ないわ」
「23,24,25は来れないよ」
など、天井を見上げてしまうしかないようなことを、
平気でおっしゃいます です。 アーメン。
ま、仕方ないわよね・・・・
ラテン人にとって、クリスマスは一番大きなな行事だもの・・・・・
毎年、毎年、こんな調子で・・・・
優しいというか、理解あると言おうか、あきらめきったと言おうか・・・
仕方なく、クリスマスは
「4組さま限定。お二人で静かな夜を♪」
なんて、銘うって・・・仕方なくですよ・・・
普通なら、かきれ時だというのにですよ、ひっそりと、静かに、
娘と私二人、クリスマスを乗り切った年もあります・・・・・
ある年など、悲惨な物で・・・・
めったに芝居の仕事が入らない娘が、
その、ほかでもない24日の夜に仕事が入り・・・
やむなく、友人のお嬢様に頼んで、
「とにかく、運んでくれればいいの・・・運べる手があればいいの
頼む~~SOS~~~~~~」
そう頼みこんで、24日の夜を私一人で乗りっ切った、
実に、思いで深い、忘れられない年もあります・・・・
それで、今年も、クリスマスは、コース料理のみにさせて頂き、
日本人スタッフ総動員で、切り抜けました。
でも、このコース料理、とても好評です
内容は、と、申しますと、
オードブル チレ・エン・ノガダ(例の、あの、チレ・エン・ノガダであります。めった、食べられません)
サボテンのマリネ
サボテンステーキ
ポソレ テピートの自慢料理です! 冬の夜は暖まるポソレ!!
バカラオ メキシコのクリスマス料理の定番。タラの煮込み。
(ちょうど24日の夜、NHKラジオの【地球ラジオ】と言う番組の中で、私のバカラオが放送されました。
いつも、うちで演奏してくださる、日本人のおじさま4人組も、出演です♪♪)
モレのタコス 私の手作りモレをタコスにして
アロス・コン・マリスコス 頭つきのエビのパエジャです
メキシコのプリン カファ・デ・オジャ
この内容で¥3500
とても好評でした。
大サービスしてますので、このコースを召し上がらないと、損ですわよ(^−^v
来年はぜひお召し上がりくださいませね。
早めのご予約、どうぞ〜〜
さて、クリスマスも過ぎ、
テピートは年内、30日まで、営業しています。
暮れのひと時、テピートで まったりと お過ごしになられてはいかがでしょう?
テピート
03-3460-1077
最近の東京は、メキシコ料理店の数だけは増えたけれど、その多くが「テックスメックス風」〜北米のメキシコ系料理〜に近く、メニューもタコスやブリトーが中心で、メキシコ滞在経験のある人にとっては物足りないことが多い。
その点、この店は、メキシコ滞在経験がある人にとっては「おおっ」と思うようなメニューが豊富に取り揃えられていて、しかも、そのどれもが丁寧に作られていておいしい。
今回は、以下をいただきました。
・サボテンのサラダ
メキシコでは野菜の感覚で食べられているウチワサボテンの葉(ノパル)のスライスが入ったサラダ。ノパルは、あっさりして少し粘り気があり、初めての人でも食べやすいと思う。
・ポソレ
メキシコ滞在経験のある人にとっては、一種ソウルフード的なスープ。豚肉と、粒の大きな白いとうもろこしを長時間かけて煮込んだスープに、レタス、玉ねぎ、ラディッシュ、ライム、唐辛子などの薬味を入れて食べる。以前は都内のメキシコ料理屋でもなかなか見つからなかったのが、当然のようにメニューにあってうれしい。味は、あっさりしているけれども味わい深く、サムゲタンに似た感じ。
・オアハカチーズのケサディージャ
オアハカ特産チーズ「ケシージョ」は、裂ける形態が特徴的で、ミルクの風味の活きた味がおいしいチーズ。このケシージョをトルティージャではさんで熱して、チーズがとろりととけたところをいただく。
・チレ・エン・ノガダ
9月のこの時期のメキシコの名物料理。大きな緑色の唐辛子(辛さは控えめ)の中に、ピーマンの肉詰めのように挽肉などの具材をつめ、ナッツの香りのするクリーミーなソースをかけ、ざくろの実を散らした美しい料理。メキシコの国旗の3色をかたどったといわれ、メキシコの独立記念日のある9月に食べられる料理だそうで、この店でも今の時期だけ登場するそうだ。
・モレ
チョコレート、唐辛子、その他多くの材料を使ったメキシコ料理独特のソース「モレ」を鶏肉にかけたもの。チョコレートの甘さ、唐辛子の風味、その他多くの材料の味が複雑に溶け合った味は、やみつきになるおいしさ。日本人には食べなれない味なので、あまりおいしくない店で食べると苦手になりそうだが、ここのは本当においしい。
・コチニータ・ピビル
カリブ海岸のユカタン地方の名物料理。よく煮込んで風味をつけた豚肉を、トルティージャでつつんでいただく。
サボテンのサラダは、缶入りのサボテンが出回っていることもあり、他のメキシコ料理店でもよく見るけれど、ほかは、テックスメックス風のメキシコ料理店ではあまりお目にかかれない、でも、メキシコ滞在経験があるとめちゃくちゃ懐かしくて食べたくなる料理ばかり。それを、いっぺんにこれだけ食べられるなんて…。しかも、どれも本当においしくて、まさに至福の時でした。