ククルクク・パロマ
コンドルは飛んでいく
ともに、ラテンアメリカ音楽の代表曲です
ちなみに、コンドルは鷲の事で パロマは鳩の事です
「コンドルは飛んでいく」はペルーのオペレッタの中の曲として造られ,
サーモンとガンファイクルの演奏で、世界的にヒットし、知らない人はいない程の名曲になりました。
ククルクク・パロマの方は、メキシコのヒット曲。
この有名な歌は、チューチョの家の居間で産まれました。
この曲を作ったトーマス・メンデスは、当時全く無名で、チューチョの付き人をしていたのですが、
チューチョの家の居間でこの曲を作り、まず最初にチューチョに聴いてもらったのです。
トーマス・メンデスの才能を愛していたチューチョは、早速彼をレコード会社に連れて行き、友人のプロデューサーに紹介したのですが、
この、トーマス、ギターも歌も上手くない・・・・ そこで、チューチョが、彼に変わってこの歌を歌いました。
そしてこの歌は、レコーディングすることになったのですが、残念なことに、南米公演が決まっていたチューチョはその録音に参加できず、後ろ髪をひかれる思いで南米公演に旅発ちました。
コロンビアで仕事をしていた彼の耳に、ラジオから、その歌が聞こえてきたときには、トーマスの為に大変嬉しく思ったそうです。
チューチョ応援で産まれたこの歌。
この歌をきっかけにして、トーマス・メンデスは、大作曲家の道を歩き始めました。
いまだに歌い継がれるメキシコの名曲は、こうして生まれたのです。
やっと、
やっと、
彼の演奏を映していた動画をじっくりと見れるようになり、
その中から2曲選んでYou Tube にUPすることが出来ました
(今まで、何回かここで紹介した者は、昔UPしていたものです)
彼の歌を聴くと辛くて悲しくて
最後まで聴くことが出来なかったのですが、
やっと、辛さから立ち直れたようで、
動画を再生して、選んでUPする、という作業が、出来るようになりました。
彼の晩年の演奏を、後世に残すのが私の役目、と思っていますので、
これから、時間があるときに、ぼつぼつと、
辛くならない程度に聴いて、UPして行きたいと思っています。
彼が70歳を超えての演奏
いぶし銀の魅力、と言われていた、晩年。
不世出の天才チューチョの、最後の活躍ぶりをご覧いただきたく思います。
私も、毎日、生き生きと暮らしていけることが
やっと、このようなことが出来るようになったのだと、
嬉しく思います。