GWに入りましたね。
実はこの、GWのさなか、5月5日が
私どもテピートの、記念すべき日なのであります。
そう、、11年前の2006年5月5日
世田谷と渋谷区の境目、小田急線の東北沢という小さな駅から徒歩1分の所に、
テピートは、ひっそりと産声を上げました。
そのころ、東北沢(下北沢の隣りの駅)で、チューチョの音楽教室を開いていまして、
その教室のサロンを改装して、週末だけの小さなライブハウスを作りました。
それが、5月5日。
メキシコでは、シンコ・デ・マジョ、と呼ばれる、
メキシコの大きなお祭りの日です。
演奏するのは、もちろんチューチョ。
チューチョの、アルパやギターの弾き語りを楽しみにお越しくださる方々で、
週末の二日、皆様にお喜びいただいていました。
ところが、東京都の道路拡張の為に、そこを出て行かなくいてはならなくなり、
もう、店は閉めてしまおうか・・・・・
それとも、どこか適当な場所を探して、もう少しやってみようか・・・・
迷った挙句・・・・・・下北沢の一番街という商店街の、ちょっと隠れ家っぽいビルの3階に、
新しいテピートを開くことに決めました。
2008年以来10月のことです。
でも、下北沢は、東京でも有名な、飲食激戦区〜〜〜〜
1年経たないうちに、新しく開いた店がやめていってしまう・・・・という、悪名高い(笑)街です。
人の夢を食う町
私は、そう思っていました。
沢山の人たちが、下北沢で夢を紡ぎ、
力つきて、夢破れ、去って行きました。
でも、他に適当なところもなく、やっぱり住み慣れた町が一番・・・
私は10代のころから、下北沢近辺で育っていますので、下北沢の変遷も見てきました。
芸術文化あふれるこの下北沢で、もう少し頑張ってみよう・・・・と・・・・
そう思って、おそるおそる、店を開きました。
ま、こういうのを、向う見ず、というのでしょね・・・
飲食業に全く未経験な素人が……
でも、正直なところ、ワタシには自信がありました。
あの、チューチョの音楽と、
彼に厳しくチェックされるワタシの料理と、
数十年も打ち込んできた茶道で培った、「日本の接客の道」。
この3つが揃って、失敗するはずがない〜〜〜〜〜
\(^0^)/
そう、、妙な自信で、頑張りました。
三日、三月、三年、と言いますが、
3年間は頑張ろう〜〜〜〜
そう思って、馬車馬のように働きました・・・・・・・
おかげさまで、沢山のお客様にお越しいただけ
メキシコ人や、メキシコ料理を知る方々に支持していただけるようになり、
この飲食激戦区、下北沢で、なんとか、やっていけるようになりました・・・・感無量〜〜〜
そして、2015年、9月。一番街の店を閉じ、
前の店から徒歩1分ほどの、茶沢通りに面した一軒家を購入し、
その家を改装して
2015年12月1日に、下北沢の隠れ家的一軒家レストラン、として再スタートを切りました。
でも、よく年3月、チューチョが亡くなり、
去年の5月5日は、テピートの10周年だったのですが、喪中でもあり、ひっそりと過ごし、
今年、間もなく11周年を迎えようとしています。
今年は、特に何かをせず、
お越しくださったお客様に、何かささやかなプレゼントをさせて頂こうかな、って、考えています。
また来年、無事に、12周年を迎えることが出来ますよう・・・・・・
テピートを愛してくださるお客さまに感謝しつつ、
一日、一日、キチンと一生懸命、料理を作らせて頂きたい、、思っています。
皆さまありがとうございました。
テピートを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
03-3460-1077