2015年03月16日

鷲と鳩(コンドルとパロマ)

ククルクク・パロマ
コンドルは飛んでいく

ともに、ラテンアメリカ音楽の代表曲です
ちなみに、コンドルは鷲の事で パロマは鳩の事です

「コンドルは飛んでいく」はペルーのオペレッタの中の曲として造られ,
サーモンとガンファイクルの演奏で、世界的にヒットし、知らない人はいない程の名曲になりました。



ククルクク・パロマの方は、メキシコのヒット曲。
この有名な歌は、チューチョの家の居間で産まれました。

この曲を作ったトーマス・メンデスは、当時全く無名で、チューチョの付き人をしていたのですが、
チューチョの家の居間でこの曲を作り、まず最初にチューチョに聴いてもらったのです。

トーマス・メンデスの才能を愛していたチューチョは、早速彼をレコード会社に連れて行き、友人のプロデューサーに紹介したのですが、
この、トーマス、ギターも歌も上手くない・・・・ そこで、チューチョが、彼に変わってこの歌を歌いました。

そしてこの歌は、レコーディングすることになったのですが、残念なことに、南米公演が決まっていたチューチョはその録音に参加できず、後ろ髪をひかれる思いで南米公演に旅発ちました。

コロンビアで仕事をしていた彼の耳に、ラジオから、その歌が聞こえてきたときには、トーマスの為に大変嬉しく思ったそうです。

チューチョ応援で産まれたこの歌。

この歌をきっかけにして、トーマス・メンデスは、大作曲家の道を歩き始めました。
いまだに歌い継がれるメキシコの名曲は、こうして生まれたのです。





やっと、
やっと、
彼の演奏を映していた動画をじっくりと見れるようになり、
その中から2曲選んでYou Tube にUPすることが出来ました
(今まで、何回かここで紹介した者は、昔UPしていたものです)

彼の歌を聴くと辛くて悲しくて
最後まで聴くことが出来なかったのですが、
やっと、辛さから立ち直れたようで、
動画を再生して、選んでUPする、という作業が、出来るようになりました。

彼の晩年の演奏を、後世に残すのが私の役目、と思っていますので、
これから、時間があるときに、ぼつぼつと、
辛くならない程度に聴いて、UPして行きたいと思っています。

彼が70歳を超えての演奏
いぶし銀の魅力、と言われていた、晩年。
不世出の天才チューチョの、最後の活躍ぶりをご覧いただきたく思います。



私も、毎日、生き生きと暮らしていけることが
やっと、このようなことが出来るようになったのだと、
嬉しく思います。



posted by 雅杜 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ラテン音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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