すぐれものの、ワゴン車。
夫の楽器、大きなアルパが何台も乗る、頼れる車。
ケータリングの時にも大活躍してくれた
真っ赤な、トヨタのファンカーゴ
ママの自転車代わりの車、ってことで、
(らったった~~の)「らったちゃん」って名前を付けて呼んでいた
立派にその役目をはたして、力の限り働いてくれた愛車
屠殺場に送るようで、悲しかった
マンションから母の家に引っ越ししたら、車庫が無くなって、
もうこれ以上手元に置いておけなくなって
それで、したなく、手放すことに
でも、程度のいい車なので、海外に行くことになるだろう、との車屋さんの弁に、ほっとする
外国でまだまだ活躍してね、と涙目で見送る
車とはいえ、別れはつらい
夫との思い出の物が、また一つ無くなっていく・・・・・
こうやって、だんだんと、夫との生活感が薄れていくのかと思うと、哀しい、寂しい
ナンバーも、私の名前の933(久美さん)
いとおしい車・・・・・
どこかの国でよみがえって、
誰かの役に立ってくれることを願う
ありがとう
私の大好きな車、らったちゃん
さようなら